【NEW】ハワイステージ(2018年3月)

茅ヶ崎マカナ・フラ・フェスティバルは、ハワイで行われていた「ワールド・インビテーショナル・フラ・フェスティバル」時代より、競うこと自体よりも学習に重点を置いた大会です。
その一環として、当大会のコンペティションで各部門1位入賞を果たしたチームには「ハワイステージ」に招待され、ハワイでのフラパフォーマンスの出演および現地の貴重なワークショップへの参加、さらにハワイのクムフラからの歓迎レセプションなどに招かれるなど、茅ヶ崎マカナならではの貴重な体験をしていただけます。

茅ヶ崎マカナ2017の「ハワイステージ」(2018年3月実施)の様子をお伝えします。2018年、現地時間3月2日(金)~4日(日)に実施されました。

2018年3月2日(金)12:00~ イオラニ宮殿 

バンドマスターのクラーク・ブライトさんとクム・キロハナ・シルヴ
夕方に行われる、ロイヤルハワイアンセンター(RHC)での茅ヶ崎マカナ・ハワイステージ・メインイベントに先立って、ワヒネ・グループのカヒコ1位とアウアナ1位のの皆さんは、アメリカ合衆国で唯一現存する王宮でもあるイオラニ宮殿にやってきました。

イオラニ宮殿では、概ね毎週金曜正午から「ロイヤルハワイアンバンド」のコンサートが行われており、茅ヶ崎マカナ・ハワイステージがおこなわれている金曜日には、そのスペシャルゲストとして茅ヶ崎マカナのワヒネ・グループの1位の皆さんが出演します。ロイヤルハワイアンバンドは1836年にカメハメハ3世によって創設されたハワイ王朝専属の音楽バンドです。王朝時代から残っている唯一の団体、などと言う人もいます。いまはホノルル市に所属して、多くの市民や観光客を楽しませています。

茅ヶ崎マカナ・ハワイのメンバーで、日本の大会に何度も訪れている、キロハナ・シルヴ先生がイオラニ宮殿でのマカナのパフォーマンスのコーディネートをしています。茅ヶ崎市とホノルル市・郡の姉妹都市締結にもキロハナ先生は多大な貢献をしました。そしてイオラニ宮殿のスタッフの特別な計らい、ロイヤルハワイアンバンドのバンドマスター・クラーク・ブライトさんの理解と協力をいただいて、ハワイ発のフラ・フェスティバルならではの体験の場ををみなさんに提供しています。ハワイのみなさんがつくる茅ヶ崎マカナ・ハワイステージだからできることなのです。

カヒコ1位とアウアナ1位のワヒネのグループは宮殿を訪れていた多くの人の前でフラを演技し大きな拍手を浴びていました。
ロイヤルハワイアンバンドのコンサート終了後、見学に来ていた日本のケイキたち(ロイヤルハワイアンセンターで演技予定)が突然のパフォーマンス! 人々を大いに楽しませました。


3月2日(金)16:45~ 
3月3日(土)14:00~ ロイヤルハワイアンセンター(RHC) 


クム・イポラニ・ヴォーン
イオラニ宮殿でのワヒネのパフォーマンスから数時間後、2日間に渡ってRHCで行われる「茅ヶ崎マカナ・ハワイ・メインステージ」の初日です。
この場所はかつてハワイ王家の所有地で神聖とされていたところ。茅ヶ崎マカナ・ハワイステージのメインイベントとして相応しい場所として、ハワイの委員会のメンバーが定めたところです。

ここでのコーディネーターは、茅ヶ崎でヘッド・ジャッジを務めるイポラニ・ヴォーン先生です。自らのMCでステージが進行されます。2日間とも茅ヶ崎マカナ各部門で1位に輝いた7組のグループとソロが素晴らしい演技を披露しました。


見る見るうちにたくさんの観光客や地元の買い物客が集まってきました。みんな1時間のステージに釘づけでほとんどの人たちがエンディングまでしっかりと見ていてくれました。エンディングはマカナ恒例の出場者全員での「ふるさと」の合唱。終了後、ダンサーの皆さんは観客からの希望で一緒に衣装姿のまま写真撮影に応じる場面もあり、おおいに盛り上りをみせました。また「ふるさと」の合唱を聞いたおおくの観光客や地元の人たちから「なんて美しい歌なんだ」「(この歌の題名が"ふるさと"という意味だとわかり)涙があふれてきた」などと次々に話しかけられました。

ハワイで日本人がハワイの文化であるフラを演じさせてもらい、さらに日本の唱歌を日本語で披露することで、「異文化交流」の素晴らしさをダンサーたちはひとしく感じてくれたことだと思います。

茅ヶ崎マカナは日本の文化をハワイに発信することも使命のひとつだと考えています。

全員でふるさとを合唱してステージを閉じます。


3月3日(土)18:00~ キロハナ・シルヴ&ハリー・B・ソリア Jr. 邸


2日目のRHCのステージが終わったのち、クプナのみなさんは、それぞれのハーラウの先生とともに、マノアの丘陵地にあるキロハナ先生と夫でラジオパーソナリティにして昨年ハワイの文化功労者として表彰されたハリー・B・ソリア Jr.邸に向かいます。キロハナ先生のハワイのハーラウのクプナのハウマーナのみなさんとの交流会・ホームパーティーに参加するためです。キロハナ先生がぜひハワイの”民家”でのパーティーを日本のクプナの皆さんとワヒネのソロダンサーの方々に体験してもらうために毎年行っている恒例行事のひとつです。(今回はワヒネ・ソロの優勝者がハワイに来れなかったのでクプナの皆さんだけの参加になりました)。


なんと始まって早々停電というアクシデントに見舞われましたが、それはそれはにぎやかでなごやかな大もりあがりの夜のひとときをみんなで過ごしました。楽しくて楽しくて日本の皆さんは帰りもほんとうに名残惜しそうにしていました。それでもお開きは、なんと午後10時30分を回っていたのでした・・。



3月4日(土)9:00~ カカアコ「ハーラウ フラ カマモリコレフア」


カノエラニ先生
最終日は、茅ヶ崎マカナ各1位のチームのためにだけ行われるワークショップに参加しました。クプナとワヒネの皆さんはカカアコの「ハーラウ フラ カマモリコレフア」に朝から集合です。最初の1時間30分はクプナのためのワークショップ、その次の1時間30分はワヒネのためのワークショップです。


パトリック・チョイ先生
実はこのハーラウは茅ケ崎マカナではおなじみのポーハイ・スーザ先生のハーラウで、先生自身はお仕事で不在であるにもかかわらず、こころよく場所を無償で提供してくださいました。カカアコは街中のいたるところ壁という壁にアートが施されており、またホノルルの中でも大規模な再開発地域として注目を集めているところです。クプナのワークショップはカノエラニ・ホルジフェド先生、ワヒネはパトリック・チョイ先生がやはりそれぞれボランティアで日本の皆さんに指導してくれました。

3月4日(土)8:30~ ワイキキ・インペリアル前⇒カポレイ高校⇒マカキロの丘⇒カポレイ公園フラ・マウンド

               
ミキアラ・カネコア先生のケイキのためのワークショップ
クプナとワヒネの皆さんがカカアコのポーハイ先生のハーラウを訪れる少し前、朝8時30分、インペリアル・ハワイ・リゾート前にケイキの皆さんとその保護者・付き添いの人そしてそれぞれのハーラウの先生が集合していました。そこにやって来たのはなんと本物のあの黄色いスクール・バス! 一同バスに乗りH1を経由してオアフ島の西南部の町・カポレイへ向かいます。スクールバスが到着したのはカポレイ高校。

ケイキたちは、地元の子供たちと共にワークショップを受けることになりました・・。英語は大丈夫でしょうか?多少の不安を抱えつつワークショップは始まります。途中おやつタイムも含めて、日本とハワイのケイキたちはすっかり仲良くなりました。ワークショップを指導してくれたのは、オアフ島西部で随一のハーラウのクムフラでかつここカポレイ高校の教師でもあるミキアラ・カネコア先生。ワークショップの後は再びスクールバスに乗って、指導してもらったフラのメレの舞台であるマカキロの丘へ。大海原を見下ろす山の上でみんなでランチ。まるでピクニック気分。付き添いのお父さん、お母さんのほうが興奮してテンションが高かったようにも見えました・・。その後、山を下ってカポレイ・リージョナル・パークの一角に備わるフラ・マウンドで、特別の許可を得て、日本とハワイの子供たちが一緒に生の演奏でフラを踊りました。ハワイのケイキたちとの友情をはぐくんだ日本の子供たちにとって、この旅は忘れられない大切な思い出となったことでしょう。

◆この大会は、日本人がハワイのジャッジたちとビジネスとしての「契約」でおこなっているものではなく、このように文化交流と異文化教育の「あるべきやりかた」を追い求めるハワイの良識と熱意をもったクムフラの自主的な企画、主導のもと、日本の実行委員会がホノルルの姉妹都市である茅ヶ崎市に協力をしていただきながら運営を行っています。


茅ヶ崎マカナ・ハワイステージ(2018年3月2日~4日) 
【企画】イポラニ・ヴォーン/キロハナ・シルヴ
【ワークショップ】カノエラニ・ホルジフェド/パトリック・チョイ/ミキアラ・カネコア
【協力】ロイヤル・ハワイアン・センター/イオラニ宮殿/ロイヤル・ハワイアン・バンド/カポレイ・ハイスクール/ハーラウ・フラ・カマモリコレフア(ポーハイ・スーザ)/ハーラウ・オ・カウルラウアエ
【スクールバス提供】ハワイ州観光局




後記 この1週間後に開催されたホノルル・フェスティバル(3月10日・11日)では「ホノルルの姉妹都市・茅ヶ崎市」がカラーカウア通りをパレードしました。オープンカーには茅ヶ崎市長と茅ヶ崎のマスコット「えぼしまろ」の愛嬌たっぶりの姿が見えます。そして夜が更け、このパレードのしんがりを務めたのは福岡県大牟田市の夏まつりの主役である「大蛇山」です。大牟田は大会名に名を遺したマカナオカラニ(かずこセリッグ=ハワイ語学者でハワイ文化研究家、茅ヶ崎マカナの前身ワールド・インビテーショナル・フラ・フェスティバル日本大会のプロデューサー)の生れ故郷です。目に見えない繋がり、受け継いでいくべき熱い思いを感じるとともに無性に強い郷愁にかられました。(実行委員会 S)

こころざしを果たして いつの日にか帰らん 
      山は青き故郷 水は清きふるさと・・



パレードが終わり、ホノルル・フェスティバルは長岡の花火で幕を閉じます。
海から打ち上げられる巨大な花火にワイキキの夜空は美しく輝きます。